秋田県と青森県の県境に位置する十和田湖近くの「田代平農場」の今年最初の農作業は「菊芋」と「わさび大根」の植え付け作業です。
農場担当者は2週間前より畑づくりを行っていました。

先日、田植えを終え、次は菊芋の植え付けです。いよいよ本格的な農作業がスタートしました。
菊芋の植え付けには種芋(小粒の菊芋)を用意します。菊芋はほんの欠片でも芽を出すほど強い植物ですので、小さなサイズでも大丈夫です。
秋田県内でも植え付けは4月中には行っていますが、田代平農場では雪解けも遅く、平年でも今頃です。

当園の菊芋の植え付けはとてもシンプルで簡単です。
バケツに種芋を入れて、畑の畝と畝の間に一粒落とし、軽く土をかけるだけです。


但し、その後、除草を兼ねた「土寄せ」を成長に合わせて数回行う作業の方が大変。
8月には背丈が3mを超す菊芋の強風による倒伏防除のために、何度も「土寄せ」を行います。

また、畝間、株間は広めにとることで大きな菊芋が収穫出来ます。

本日は夕方から雨予想(実際に夜中まで降雨がありました)でしたので、水やりもしないのでいたって楽チンな植付作業でした。
これからが大変ですが・・・

菊芋の植え付けが終わると、次は「わさび大根=(山わさび)」の植え付けを行いました。
わさび大根の種は、春に収穫したわさび大根のひげ根を植え付けます。太いものを選んでおきました。

こちらは、畝に穴を開け、ひげ根を差し込むだけです。
2畝分ですが、長さ100mの圃場を70cm間隔で植え付けます。

菊芋は晩秋と冬越しした雪解け直後の収穫(雪の下菊芋)の2回に分けて収穫します。
わさび大根は、冬越しして残雪がある内に収穫します。

田代平農場では5月末より、栽培期間の最も長い「ゴボウ」の種植えが始まり、続いて、ニンジン、夏どり大根等と播種作業と畑づくりが続きます。