しらかば農園とは

当園では、秋田県と青森県の県境に位置する十和田高原に広大な畑地40万㎡を自社所有しています。
環状道路からは程遠く、公害・農薬汚染に全く関係しない山の中の農場です。
11月後半には雪に閉ざされる厳しい大自然の中で、太陽と大地のエネルギーをいっぱいに吸収した「本物の野菜づくり」をしています。

品質と安全性へのこだわり

しらかば農園では、真心を込めた野菜づくりから、製造・販売まで一貫して行っています。

すべての社員が農作業を行い、農業の苦労、難しさ、収穫の喜びを知り得ています。
野菜作りから商品製造までの作業に従事し、出荷までを見届けています。
真心を込めて、自分達で育てた野菜達だからこそ、商品に愛着と自信があり、お勧めします。

田代平農場

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田代平農場の一年

土作りへのこだわり「土壌改良〜有機肥料づくり〜畑づくり」

深い雪に閉ざされた「田代平農場」の雪解けは、4月下旬〜5月初旬。
農場のあちらこちらに残雪が見える中、たい肥の運搬作業に始まり、こだわりの畑づくりが本格的に始まります。

3月下旬頃より近くの養豚場からたい肥の運搬を行い、畑づくりにとりかかります。

種まきの様子
5〜7月いっぱいまで、畑づくりと種まきを繰り返し行います。

たい肥と野菜スープの残渣、もみ殻などを混ぜ合わせ、当園オリジナルたい肥を作ります。

たい肥を散布し、深耕ロータリーで深く何度も畑を耕します。

大型ショベル機を使っての土壌改良。固いシラス層を砕き、畑の下地作りをします。

土壌改良

猛暑・干ばつに備え、「保水力のある畑づくり(土壌改良)」を毎年行っています。
十和田高原特有の硬いシラス層の岩盤を大型ショベル機で砕き、その下の軽石層を掘起こします。硬いシラス層をなくすことで、軽石層に染みた水分が畑の保湿を高めます。

 

有機肥料とは

有機肥料とは、排泄物、落ち葉、藁などの有機物を土壌微生物が分解し、発光腐熟させて作った肥料。当園では、豚糞、鶏糞、籾殻。野菜スープの残渣を混ぜ合わせて天然のものを原料としてたい肥づくりを行っています。
化学肥料に比べると肥料成分は少なく、緩効性の肥料などで土壌に優しく、微生物を増やし活性化させる土壌改良など、土づくりに大量に使われています。
有機肥料を使うと、植物の成長に応じて土の中から少ししか摂れない栄養素を必死で取り入れようとするため、植物本来の生命力を高め、幹や葉、実の細胞が細かく、活き活きとした作物が育ちます。

手作業による草刈り、害虫駆除

お客様が安心して飲むことを第一に考え、無農薬・有機農法で作物を育てます。
大量には栽培出来ませんが、本物の野菜づくりを行っています。

こまめに草取りを行う事で、風の通りが良く、植物の病気にかかりにくくなります。

一つ一つ丁寧に大根の葉をハウスに干し、乾燥させます。

害虫が出た場合は、手で潰して駆除します。害虫の種類によっては、半日程で一つの畑に被害を受けてしまうことも。

7月中旬から葉大根の収穫が始まり、末には、夏大根が収穫出来るようになります。

※天候不順や作柄によっては、一部国産野菜を使用する場合があります。

実りの秋

大根・人参・ゴボウの収穫が毎週続きます。
稲刈り、天日自然乾燥のはさがけ作業など、目がまわるくらい忙しいのですが、収穫の喜びは格別です。

寒暖の差が大根を太らせ、たっぷりの栄養が蓄えられます。

紫人参の収穫。ポリフェノールたっぷりの機能性野菜で甘く美味しいですよ。

人参ハーベスタと呼ばれる人参専用の収穫機を使います。

バインダーという機会で稲を刈り取りします。

栽培期間が一番長いゴボウの収穫は晩秋と冬越しさせた春先に分けて行います。

じっくりと稲を天日乾燥させる昔ながらのはさがけは、お米本来の粘り、甘み、旨み、香りが引き立ちます。

来シーズンに向けての準備

田代平農場は11月上旬には初雪が降ります。積雪量が2m近くありますので冬の間は閉鎖されています。

全ての収穫を終えると、雪が降積もるまで来年の畑づくりの準備をします。

冬の間は菊芋ペーストなど、菊芋の加工品製造を行います。

厳しい大自然の中にある田代平農場。
2mを越す積雪は、来年のGW明けでないと畑に入れません。

農場が深い雪に覆われると、農場担当者は農機具の整備を行います。