3月末に行われた「雪の下 菊芋」の収穫作業の様子をお伝えします。

今年は雪解けも早く、昨年より約一ヶ月早く収穫作業に取り掛かる事が出来ました。
3月末でも、農場へ向かう道路はまだ、雪が多く残っています。


農場道路と菊芋畑の除雪を3月中旬から始め、ようやくトラクターやトラックが入れるようになったので、収穫を始めます。
左側に見えるのが菊芋畑。スノーシューターで菊芋畑の雪を飛ばして、畑の表面を乾かしました。

最初は、畑が雪解けでぬかるんだため、大型ショベル機で菊芋を掘り起こしました。
畑は雪が溶けてますが、周りはまだ雪が多く残っています。
この日は、曇り空で吹く風がまだまだ寒い状態でした。

ぬかるみが無くなった後は、通常通り菊芋掘り取り機で「菊芋」を土の中から掘り起こし、丁寧に拾ってゆきます。

収穫2-3日目は、まだ風は冷たいものの、春の陽気でポカポカしていました。
前回ほど寒くはないので、作業が捗ります。

雪の下で越冬した菊芋は一定の温度(0℃)と湿度で保たれ、栄養価も高く、晩秋に収穫した菊芋より、甘みのあるしっかりとした風味と味に変化するようです。
実際に食べてみると、甘みが増しているのが分かります。
温かくなるとすぐに芽を出してしまう菊芋。4月になるとほとんど流通しなくなります。
遅い春の訪れの雪国ならではの雪の下から掘り起こす早春収穫の菊芋です。新鮮でシャキシャキとして甘く、春~初夏にかけて生の菊芋を食べられます。
現在選別と軽く土取りが行われています。販売は5/1~を予定しています。