秋田県と青森県の県境に位置する当園「田代平農場」の今年最後の農産物の収穫である「菊芋堀り」が11月中旬に行われました。
既に近くの八甲田連峰や十和田湖、奥入瀬の「紅葉」は終わっており、晩秋か初冬と言ってもよい寒さですが、お天気に恵まれ順調に菊芋の収穫を終える事が出来ました。

当園の菊芋の収穫は、霜にあたり菊芋の葉や茎が枯れた頃から始まります。
まずは刈払い機で菊芋の茎を刈ってゆき、茎を菊芋畑から出す作業を行います。当園では「カラ寄せ」作業と呼んでいます。
これが毎年けっこう大変な作業。びっしり汗をかきます。



トラクターのバケットに菊芋のカラを積んで運び出します。

カラ寄せが終わると、翌日から収穫作業を開始します。
収穫はトラクター後方に取り付けた「掘取り機」が土中の菊芋を掘り起こし、コンベアで後方に送りながら土をふるい落とし菊芋を地表へと露出させてゆきます。
その後、人手で拾い集めたり、土中に残る菊芋を手で掘り出して収穫してゆきます。
初日は天気に恵まれ、11月にしては暖かい陽射しの中での収穫でした。初日は農機具の試運転を兼ねてゆっくり丁寧に掘り起こします。


収穫2日目。
午後からは降雨の予報。
小雨程度なら収穫作業は実施しますが、土が濡れてしまうため、菊芋はもちろん、作業する社員は泥まみれになってしまいました。
しっかり着込んでいますが、それでも寒さが身にしみます。

収穫三日目の様子。
収穫する社員も慣れてきて、捗ってきました。天気は良いけど寒い・・・翌日は雪の予報。

大きな菊芋が収穫されています。

収穫4日目は前日の降雪で畑に白く雪が積もっていましたが、10時頃には雪が溶けています。

今年の菊芋は、天候のせいか小粒の割合が若干多く感じましたが、平年並みの収量と品質です。

収穫5日目。
この日はとても暖かく、11月には思えないような気温で汗をかくほどでした。
寒さに凍えながらの作業が続いていただけに、ありがたい1日。作業も捗りました。


収穫6日目。
この日も天候に恵まれたお蔭で収穫作業も捗り、沢山の菊芋を掘り起こすことが出来ました。

さすがに夕方になると気温がグッと下がりました。

収穫7日目(最終日)は、残り1畝でしたので、10時前には全ての収穫が終わり、菊芋の根っこを片付ける作業をして終了です。

過去には降雪の中での作業もありましたので、全体を通すと天気に恵まれ、陽射しの暖かさが感じられた「菊芋の収穫」。
それにしても、カラ寄せ~最終日までの期間はお休みも入れて約2週間。さすがに疲れてしまいましたが、今年最後の収穫を終えてホッとしています。
早速、収穫したての菊芋を試食。
冬期間のみ味わえるシャキシャキとした食感がたまらない「生食」(生サラダ)で頂きました。寒暖の差で身が引き締まり、シャキシャキをした食感と風味、ほんのりとした甘みを感じます。

加工品が多い菊芋ですが、今の時期しか味わえない「生食用菊芋」を是非、毎日のご健康にお役立て下さい。

販売準備が出来次第、当園ホームページ、ヤフーショッピングしらかば農園店、Amazonしらかば農園店で販売を開始します。