夏どり大根の収穫を9月初めで全て終了し、次の秋どり大根収穫までの空いた時間に、農場周辺の道路脇側溝の土砂上げや農場周辺の刈り払いを行っています。

当園の田代平農場は、秋田県と青森県の県境に位置する十和田湖近くの田代平高原にあり、広大な畑地40万平方メートル(東京ドーム8.5個分に相当します)を所有しています。
この広い農場内の畑と畑間は、全て車で移動しなければならず、農場内の道路草刈等は頻繁に行われます。

本日は、収穫と収穫の合間を使った農場周辺の整備作業。
まずは、農場へ向かう道路脇の草刈りと側溝土砂上げです。落ち葉が溜まったり、土砂で埋まったU字溝を綺麗に掃除してゆきます。

次に広い農場の境界線の刈り払いを行います。
農場周辺もそうですが、畑や休耕地のしっかりと刈払いを行い、見晴らしを良くし、熊の潜む場所をなくします。
2016年に鹿角市十和田大湯・熊取、田代平地区で起きた「人喰い熊被害」では4名の犠牲者が出ました。農場からは直線で3㎞ほどの近い場所で、「ネマガリダケ」が採れる山です。
今年も畑地には「親子熊」の足跡は沢山ついていて、農場内でも熊の目撃は何度もありますので、農場担当者は頻繁に草刈りをしています。

農場と隣接する林には笹竹が生えていますが、絶好の熊の潜む場所・・・
刈払い機の大きなエンジン音が出ていますが、熊がひょっこり顔を出すのではないかとちょっとビビりながらも刈払いを進めます。

農場内の道路も境界線も刈払いを行い、見通しの良くなり、熊対策もバッチリです。
安心して農作業が行えます。