9月に入り、各圃場で最終の草取りや間引き作業を行っています。数回の草取りを経て、後は収穫を待つ圃場が多くなりました。

●9/1,9/8  時無五寸ニンジン畑の間引き・草取り

この日(9/1)は、10月収穫予定の時無五寸と言う品種のニンジンの間引きと草取りでしたが、十和田湖外輪山にガスが掛かり、9月に入ったばかりだというのに寒い・・・
8月後半はとてつもなく暑い日が続いていました。この日と前日の日中の気温差は、10℃以上。あまりの気温差に体がついて来ません。

新聞で読みましたが、気象庁の発表によれば、地元秋田県鹿角市の7月の降水量は平年の1.5倍。そして、日照時間は平年の約6割程度。
思い出すと、青森県と秋田県の県境に位置する田代平農場では、7月はこの日のようにガスが掛かり、雨か曇り空ばかり。寒かった記憶が多く、日照時間6割というのも納得です。

草取りと間引きを終え、間引いた大きめのニンジンは原材料に使用します。

1回目のニンジンの収穫は、大雨と日照不足で生育が悪く、さらに、8月中旬以降の強い残暑と大雨の繰り返しの天候が続いたせいか、「黒葉枯病」を発症。
根の部分が肥大せず、収量減少となりました。
今年は全国的に長雨と日照不足の影響で野菜が高騰しました。
2回目以降のニンジンの肥大化に期待しつつ、後は10月上旬の収穫を待つだけとなりました。

●9/8 バーニャカウダニンジン、紫ニンジン、金美ニンジンの草取り

この日(9/8)は、快晴の秋空。涼しい風が吹き、久しぶりに気持ち良く、草取り作業が出来ました。
今回はイタリアのニンジン「バーニャカウダニンジン」(採れたて野菜プレゼント用)と紫・金美ニンジンの草取りです。

播種時期の長雨で、発芽率低下の影響がありました。

草取りの最中にアゲハチョウの幼虫を発見。実は幼虫による食害で葉っぱが全て食べられている箇所もあり、害虫駆除しながらの草取りです。
丁寧に草取りを終え、今後の天候回復で順調に生育するのを祈るばかりです。
今後は、取りこぼした雑草があれば、必要に応じて除草します。収穫は10月中旬です。

●9/8,9/16 秋大根畑の除草

9月末に収穫予定の秋大根畑の草取りです。
ちょっと手作業による除草時期が遅れましたが、トラクターによる中耕除草(カルチ掛け)を行った後、立ち鎌でしっかりと除草しています。
今のところ、軟腐病の気配もなく、順調に生育している様子。

秋大根らしい、丸まると太った、ずっしりと手応えのある大きさの大根に期待です。