R02/08/05 出穂(しゅっすい)

5/20に田植えをしてから、77日目の特栽米の圃場です。
8月入り、穂が出始めました。これを出穂(しゅっすい)と言います。

本日(8/5)に約半分ほど穂が出ていましたので「出穂期」となります。全ての穂が揃う「穂揃い期」まではもう少し日数が掛かります。

稲は出穂するとすぐに開花します。
下の写真で籾から白い毛が生えてきているように見えるのが「稲の花」です。花と言っても花びらはなく、雄しべが伸びてきたものです。
なんでも1本の穂に100個くらいの花が付くらしいのですが、数えた事はないです。
これから雄しべの花粉を雌しべが受粉し、籾の中で胚が完成するそうです。
この時期は、天気の良い日が続き、温度が高くなると花粉の受精が高まるため、良い天気が続くことを願うばかりです。

写真では分かりにくいかもしれませんが、実際に見ると繊細な稲の花が沢山咲いています。
出穂と稲の花のことを知ると、まじかで見る小さな小さな稲の花がすごく神秘的に見えてきます。

まだ、北東北の梅雨明けは発表されず、本日はムシムシした曇り空。(8/5現在)
日照不足が懸念されていますが、稲作は今のところ影響はないと言われています。
早く梅雨明けとなり、この受粉する期間の天候と気温が良い天候に恵まれますように・・・