7/16 AM ニンジン(紅大星)の草取り、PM 葉大根の草取り

雨続きで前日は草取りを諦め、農場道路の維持管理に取り組みましたが、本日は1日草取りに集中します。

まずは、ニンジン畑の草取りです。
今年2年目の試験栽培となる「紅大星(べにたいせい)」という品種のニンジン。耐暑性、耐病性に優れた加工用の品種です。
田代平農場は標高も高く、冷涼な高原の畑ですが、その風土に合う品種を毎年試験栽培しています。
毎年同じ天候ではないので、昨年初めて栽培して品質・収量共に良いものが、今年必ず同じかと言えば、そうはうまくはゆきません。
時間は掛かりますが何年か新しい品種を続けて栽培してみて、十和田高原に合うものを見つけてゆきます。
また、野菜スープの原材料に適した味、固さ、大きさであるかも収穫後に検証してゆきます。

この紅大星、吸い込み型で育てやすかった品種でしたが、秋大根、稲刈り、その他の野菜の収穫が毎日続く、10月の収穫繁忙期に収穫適期を逃してしまい、昨年は失敗してしまった品種。
今年はリベンジです。

雑草が畝全体に広がるように生え、ニンジンの芽の周りにもびっしり。
今回は発芽して間もないこともあり、立ち鎌ではなく、手で発芽した芽を傷付けないようソフトに除草しました。

立ち鎌と違って、這いつくばってので除草で、足腰にも負担が掛かりますが、芽の周りなどに雑草が生えている時にはこちらの方がやりやすかったりします。

午後からは7月末収穫予定の葉大根畑の草取り。
午後から天気が一変。十和田湖外輪山にガスがかかり、小雨のような霧がかかった状態。幻想的に見えます。

雨合羽を着ての作業になりますが、こうなると夏場なのに、寒いくらい気温になります。
数年前の「やませ」の時は、夏の間中、こんな天気が続き、低温、日照不足になりました。この日もそんな感じで、肌寒いくらい涼しいのですが、仕事は捗ります。

畑の脇に、人ではない「足跡」が見えます。これは「熊」の足跡です。
畑の草取りをしていると、畑を横断した熊の足跡や親子で歩く足跡をよく見掛けます。実際には遭遇した事はありませんが、ここは数年前に人食い熊が出た場所から直線距離にして3キロくらい近い場所。
今年も畑の周りは充分に刈り払いを行い、見通しをよくすることで「熊対策」をしています。

あとはカルチ掛けをすれば、7月末の収穫までは除草なしで行けます。

雑草がなくなり、綺麗な畑になりました。