田んぼの溝切り作業

田んぼの水をすべて抜いて、土にヒビが入るまで乾かし、稲の成長を調節する「中干し」期間が始まりました。(6/23~)
それから天候と田んぼの乾き具合を見て、だいたい3日~7日以内に「溝切り」作業を行います。

「溝切り」とは、田んぼに溝を作り、排水口につなげておく作業です。
排水口に繋がる溝を作っておくと、排水がスムーズに行えます。田んぼは真っ平な訳でもないので、どうしても水溜りが出来てしまいますが、水溜りはなかなか「中干し」期間であっても乾きにくいものです。
溝切りをしておくと、水溜りの水も排水出来て、しっかりと中干しが出来ます。

↓溝切り前の田んぼ

溝切りをする農機具はいろいろとありますが、しらかば農園ではこの農機具です。エンジンで前輪が回りますが、半分人力で押してゆく感じです。

溝切り後の田んぼの様子。
この田んぼは少し抜かる田んぼ(乾きにくい)ため、溝も多めに付けます。縦と横の溝を切り、合わせ目を繋げてゆけば、排水口まで全ての溝が繋がります。

溝切りは中干ししてから、ある程度、田んぼの水が無くなって、少しだけ乾いた程度で行わないと綺麗に溝が切れません。

手取り除草を兼ねた「中耕作業」と「溝切り」も終わり、天候にもよりますが、2~3週間はしっかりと「中干し」して、ヒビが入るまで乾燥させます。
しばらくは放っておいても良い期間が続きます。