冷えの予防に

薬膳では体を温める作用のある食品(温性食品)の代表として、しょうが、にんにく、ねぎ、唐辛子などの香味野菜、根菜(れんこんやかぶ、にんじん、芋)、鶏肉、えびなどが挙げられています。
献立に上手に取り入れて体の中から温まりましょう。

しょうがご飯の献立<からだ温めレシピ>

献立

  • しょうがご飯
  • えび炒りたまご
  • かぶの甘酢漬け
  • のっぺい汁

一人分の栄養量
エネルギー 667kcal
タンパク質 30.0g 塩分 4.0g
(ごはん120gとして計算)

調理のポイント
しょうがを野菜スープで炊き込みご飯にしました。加熱しているため辛味は多少抑えられますが、お好みで加減してください。
えび炒り卵は卵をふんわり仕上げるために、先にフライパンで半熟状にしておきます。
のっぺい汁は里芋と片栗粉のとろみがポイントです。とろみがあると冷めにくく、体ポカポカ効果もアップします!

※今回は作りやすい分量として4人分で記載しています。

しょうがご飯

材料(4人分)

米 2合
しょうが 60g
油揚げ 1枚
野菜スープ 440ml
だし昆布  適宜(5cm角程度)
しょうゆ 大さじ1
酒 大さじ1

作り方
①米はといでざるにあげ、30分ほどおきます。
②しょうがは皮をむいてせん切りにします。油揚げはさっと熱湯をかけ油抜きし、細切りにしておきます。
③炊飯器の内釜に米、野菜スープを入れ、だし昆布、しょうが、油揚げを加えます。
④炊飯器で炊き、蒸らしたら具とご飯をよく混ぜ合わせます。

えび炒り卵

材料(4人分)

えび(ブラックタイガー)12尾
酒 小さじ1
食塩・コショウ 少々
キヌサヤエンドウ 30g
卵 4個
食塩 少々
ねぎ 少々
しょうが 薄切り2枚
しょうゆ 大さじ1/2
サラダ油 大さじ2

作り方
①えびは背ワタをとり、殻と尾を除きます。塩コショウして酒をふりかけておきます。
②キヌサヤエンドウはすじを取り、さっとゆでておきます。
③しょうがは薄切り、ねぎは小口切りにします。
④フライパンに油大さじ1を熱し、塩少々を加えた溶き卵を半熟状に炒り、ボウルに戻します。
⑤フライパンにさらに大さじ1の油を加え、弱火でしょうがを香りがたつまで炒め取り出します。
⑥えびを焼き、ねぎ、キヌサヤエンドウを加えて炒め合せ、さらに④の卵をあわせます。
⑦フライパンの縁から、しょうゆをまわし入れて味を調えます。

かぶの甘酢漬け

材料(4人分)

かぶ 小2個


食塩 少々
酢 大さじ3
砂糖 大さじ2/3

作り方
①かぶは葉を落とし、薄切りにして塩(分量外)をふっておきます。
②しんなりしたら、さっと水洗いして水気をきります。
③Aの材料をボウルで混ぜ合わせ、②を加えて和えます。

のっぺい汁

材料(4人分)

大根 80g
にんじん 60g
生しいたけ 4枚
里芋 4個
鶏もも肉 120g
ねぎ 30g
野菜スープ 500ml
食塩 小さじ1/3
しょうゆ 大さじ1
片栗粉 大さじ1/2

作り方
①大根、にんじんは乱切り、生しいたけは石づきを切り落として一口大に、里芋は下ゆでし半分に切ります。
②鶏肉は一口大に切ります。
③なべに野菜スープ、①②を入れ、野菜が柔らかくなるまで煮ます。
④しょうゆ、塩で調味し、小口切りにしたねぎを加えます。
⑤菜ばしでかき混ぜながら、同量の水で溶いた片栗粉をまわし入れてとろみをつけます。