最も辛みが強い「雪解け」直後のわさび大根(=山わさび)の収穫が行われました。

秋田県と青森県の県境に位置する田代平農場では、平年の雪解けは4月下旬頃ですが、今年は雪解けも早く、毎年4月中旬の「わさび大根」の収穫も2週間以上早まりました。1月には平年の1.5倍以上の累計積雪量があったのですが、2月以降はそれほど降雪もなく、気温が高い日が続き、雪解けが早まりました。

テレビ番組で紹介され、一躍有名になった山わさび(こちらの地方ではわさび大根と呼びます)。
北海道産が有名ですが、北海道同様、積雪が2メートルを超す厳しい自然環境では十和田湖高原の田代平農場も負けていません。当園のわさび大根は、15年ほど前から栽培しています。

収穫は、大型ショベル機を使い、わさび大根の根を切らさないように慎重に掘り起こします。

無数の根っこのようなものが見えますが、これがわさび大根の本体から伸びた「ひげ根」。
これから太いものを選び、今年の「植え付け」用に使いますので、ショベル機で周辺の土ごと大きく堀上げし、根っこが傷つかないように収穫します。


場所によっては、まだ雪が溶けないところもあり、雪の上で「わさび大根」本体と「ひげ根」を切り落とす作業をしています。
まだ残雪があるせいか、吹く風は冷たく感じますが、今日も気温が上がり、春のポカポカとした陽気の中での作業となりました。


こんな感じで、ひげ根を切り落とします。

こちらが「わさび大根」

こちらが今年植え付けようの根っこです。
5月下旬の植え付けまで、冷蔵庫で保存します。

その後、野菜スープ製造工場に戻って、丁寧に水洗いします。

辛さは本わさびの1.5倍強く、どんな料理にも合います。
また、また、食中毒になりにくい抗菌作用が強く、食欲増進血栓予防効果も高いと言われています。
ツーンと鼻を突き抜ける爽やかな辛味が特徴で、お刺身、肉料理、蕎麦の薬味、豆腐、納豆の薬味、マヨネーズと合えた「わさびソース」など、工夫次第で色々な料理に使えます。
お勧めは、浅漬けに擦りおろしたわさび大根を入れて、爽やかな辛さを効かせたお漬物。ご飯のお供、ビールのおつまみに最高です。

こんな感じで真空パックにして、チルド便にて発送します。
わさび大根独特の鼻にツーンと抜ける爽やかな辛味と風味は、揮発性の高いデリケートな食材です。食べる直前に必要な分だけ擦りおろして使います。
擦りたてのフレッシュな贅沢感が楽しめます。生卵の高騰が続いていますが、卵かけご飯のアクセントとして最高です。
鼻にツーンと抜ける独特の爽やかな辛さを是非、お楽しみ下さい。


わさび大根の保存方法とレシピ付きです。

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