今年で13年目を迎える「秋田県特別農産物」の認定米(特栽米)の稲刈りが、3日間に渡り行われました。

前もって9月末に発行した「しらかば通信10月号」では稲刈りは9月末に行われたとしていますが、稲の状態をみて、刈り取り適期には1週間ほど早いことから、実際は10/6から刈り取りを始めました。
今年は8月の大雨と日照不足などの影響で、登熟、黄化が遅れ秋田県鹿角市内でも10月に入ってから本格的な刈り取りが始まっています。本日(10/8)で市内の半分程度でしょうか・・・。
初日は良い天気に恵まれましたが、二日目以降は降雨の中での作業になりましたが、無事に稲刈りとはさがけ作業を終える事が出来ました。

稲刈り前日、稲を刈り取る「バインダー」が田んぼに入れるよう、手刈りにて各田んぼの四隅を刈り取り備えます。

稲刈りスタート!
初日は日中は晴れましたが、朝の最低気温は4.5度。肌寒いというより、この時期にこの寒さはありえないってほど、寒かったです。

バインダーと呼ばれる稲を刈る取る農機具を使います。
刈り取られた稲が適度な厚さで結束され、次々と排出されてゆきます。


結束ミスや刈り残しがないかを確かめながら、刈り取った後を見回りします。

その後、はさを立てる位置を決めて、稲束を集めます。最初は手作業で集めるのでこの作業が大変な労力を使います。


三脚を田んぼに運び入れ、次々に立ててゆきます。
1日目は2枚の田んぼの刈り取りとはさを7つ作ったところで暗くなり、1日目は終了です。

2日目は残りの刈り取り、はさ作りと同時に「はさがけ」もスタート。
稲束を丁寧にはさに掛けてゆきます。
2日目は午後から雨となりました。平年であれば、まだ日中は暑く、汗をかきながらの作業になりますが、先日からの寒気で気温が低く、寒さに震えながらの作業となりました。

2日目の午前中で全ての刈り取りが終わり、後は稲束を集め、ひたすらはさがけ作業をしてゆきます。

3目目は少雨の中での作業。午後からは晴れ間となりましたが、寒さの中、頑張ってはさがけしてゆきます。
さすがに3日目になると、みんな疲れた表情になっています。私も稲束の運搬作業で腰がイタイ・・・



3日目午前いっぱい掛かりましたが、順調にはさがけを終えて、落ちた稲わらを拾い集め終了です。
今年も無事にはさがけが終わった~と安堵の気持ちでいっぱいになりました。(台風や強風、天気具合などまだまだ天日乾燥されるまで気が抜けないのですが・・・)

これから約2~3週間、天日と風でじっくりと優しく自然乾燥させます。
天日乾燥させる事で、じっくりと稲穂の油分、栄養分、甘みが最下部の米粒に吸収されてゆき、昔ながらの手間暇かけた「天日自然乾燥」でお米の美味しさを引き出します。

あきたこまち天日乾燥米は、10月下旬の販売予定です。
すでに新米が出回っていますが、農薬、化学肥料を慣行栽培の1/2以下に抑えた安全・安心な「特栽米」で「はさがけ自然乾燥米」は全国でもそうそう手に入らないと思います。
乞うご期待下さい。